さて、今年は1000個の問いをストックして、コーチとしての質問力を磨く!という実験を開始中。
以前の記事で、「ニューロロジカルレベル」について書きましたが、今回も「問い」という角度から、改めて取り上げてみます。
ニューロロジカルレベルとは(おさらい)
これは、NLPの代表者の1人でもあるロバート・ディルツが作ったひとつのモデルです。人間の意識を「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「アイデンティティ」「スピリチュアル」という6つに分けたものです。
自分が書いた、乱筆な図なのですが・・>< 説明図!↓
簡単に、解説をしてみます。
スピリチュアル
これは、自己を越えて、より大きな組織体に、どのような影響があるか?ということです
アイデンティティ(Who)
これは、自分は何者なのか?ということです。
信念・価値観(Why)
これは、行動の裏付けになる”何故”のことです。
能力(How)
能力・・と聞くと理解がしにくいかもしれませんが、これは成功を導くための戦略です。
行動(What)
これは、成功到達に向けて取るべき行動のことです。
環境(Where/When)
これは、成功到達のための環境的機会、あるいは制約ですね。
目標達成したい時、ニューロロジカルレベルに基づいた「問い」を自分に投げてみる
さてさて、ではニューロロジカルレベルに基づいた「問い」を整理しておきます。
スピリチュアル
「誰のためにやるのだろう?」
アイデンティティ(Who)
「自分は何者なのだろう?」「自分はどんな人間なのだろう?」
信念・価値観(Why)
「どうして〜したいと思っているのだろう?」
能力(How)
能力・・となるとニュアンスが難しいが、「〜を成し遂げるために、どのように行動を選択しモニターする(つまり戦略を立てれば)よいだろう?」という感じだろうか。
行動(What)
「〜を成し遂げるために、何をやる(すべき)だろう?」
環境(Where/When)
「〜を成し遂げるために、いつ・・するのだろう?」あるいは「どこで・・するのだろう?」「どういう制約があるのだろう?」
この問いに答えることで、抽象度の高い「想い」や「在り方」から、「具体的な行動計画」まで、目標達成に向けた指針を立てることができますね!
ニューロロジカルレベルのセオリーを超えて、大事だと思うこと。
さて、このニューロロジカルの考え方は、「上位概念が下位概念を支配する」というもの。つまり、「価値観・信念・そしてアイデンティティ」が書き換わると、自ずと下位にある戦略・行動・環境も変わってくる、要はアップデートさせることができる」というもの。
「自分は何者であるか?」という軸がはっきりしていると、そこに影響された行動や環境作りをする・・というのは、ピンとくる話ではないかと思います。
ただし、個人的には、下位概念を常に検討することも非常に価値のあることだ、と思います。ここは、よく「PDCA」などで扱う部分とでも言いましょうか。
個人的に思う、大事なことは「上位も下位も、行ったり来たりしながら、定期的に見直す」ことかな、と。
例えば、「環境(いつ。どこでやる)」みたいなことに問題・・というか改善ポイントがあるとします。
そういう場合、ともすると、根本原因は「どのような戦略で(How)」や「何を(What)」の部分が曖昧だから、「いつどこで」に落とし込んでもうまくいかない場合もあるでしょう。
あるいは、「どうして〜したいと思っているのだろう?」の部分、Whyが書き換わる出来事が不意に起きた時、何らかの戦略、つまり「How」の計画アップデートも必要になるはずです。
簡単なまとめ
この、「ニューロロジカルレベル」。
見ているだけで、どんどん学びが深くなるので、楽しい^^
感じたことは・・下位レベルだけ、上位レベルだけ知っていても、意味がない。
小難しい定義は色々あれど、上記のような、各レイヤーの存在がわかっている上で、各レイヤーに紐付いている「問い」を意識して過ごすことには、すごく沢山の可能性を秘めているな!って感じます。
メンタルコーチングの理論は、まだ道半ば。勉強あるのみである!