杉村太郎さんのことーキャリアコーチングを受けて思い出した、大事なことー

キャリアを棚卸するコーチングを受けた

先日のこと。

自身のキャリアを棚卸するショートコーチングを受けた。

コーチング冒頭、今の仕事を始めた「キッカケ」をコーチに問われ、「うーん、どのタイミングからキャリアを振り返ろうか?」と考えた。

ひとつの節目は、独立した2017年の4月から。もうひとつは、そもそも英語学習コーチになった2010年の4月から。

少し考えた後、後者である2010年、「プレゼンス」という英語学習コーチングスクールに入社したキッカケから振り返ることにした。

これが、とても大きな気づきと、大事な人の存在を改めて思い出すことになった。

杉村太郎氏のことを思い出し、そしてまた当時の自分を残念に思う

大事な人というのは、杉村太郎氏だ。
(太郎さんと書かせていただく)

前職場である「プレゼンス」を創業した人。

私にとっては、2004年に出版した書籍「アツイコトバ」の著者であり、この本を通して人生をずっと支えてもらった、そんな人。

元々スクールの生徒だった私は、2010年の2月、幸運にも太郎さんから入社のオファーをいただいた。その後、太郎さんがお亡くなりになる2011年8月までの1年6ヶ月、そのお仕事振り・その存在・その発言・そのオーラを間近で感じさせていただくことができた。

が、当時を振り返ると、私は本当に勿体無いことをしていたなぁ、と思う。太郎さんの存在がすごすぎて、正直まともに話をすることができなかったのだ。(いや、見た目は、普通なコミュニケーションをしていたと思う。が、腹を割って話せたような感覚は、一度もない。)

そしてまた、すごく情けない気持ちを思い出した。2011年に太郎さんが倒れる前日のこと。会社の大きなミーティングルームで、社員揃ってお寿司のお弁当を食べていたのを覚えている。確か私は太郎さんのすごく近くに座っていた。その日も、やはりドキドキしてしまっていて、お話しできなかった。太郎さんは、もう何年も闘病されており、その頃は声が出にくくなってしまっていたから、別に話しかけなくてもよかったのかもしれないが、やり過ごしてしまった。

翌朝、当時の上司から、太郎さんが倒れて危篤だという電話を受けた。

前日、お寿司のお弁当を前に食欲の無さそうな太郎さんの姿が目に浮かび、せめて何がしかの声すらかけられなかった自分に、本当に情けなくなった。

太郎さんが亡くなった後に、私は成長した

それからまた思い出した、とても悔しい気持ち。それは、「コーチとして成長した自分を、見てもらえなかった」ということだ。

すごく皮肉な話だが、太郎さんがお亡くなりになった後、私は沢山のお仕事を会社で任せてもらえるようになった。太郎さんが亡くなったことで、先輩達が太郎さんの穴を埋め、それゆえ先輩達が手がけていたお仕事を、私が引き継ぐことになったからだ。

会社で、マネージャーになったのも、後輩コーチを指導するようになったのも、全部太郎さんがお亡くなりになった後。皮肉にも、面白いほど仕事の潮目が変わったと思えた。

せっかくならば、太郎さんが生きているうちに、少なくともちゃんとお話しできたり、私のしっかりしている姿を見てもらいたかった、そんな気持ちを思い出した。

「今の自分は、太郎さんに胸を張れる自分なのだろうか?」

翻って、新しい気持ちが芽生えた。それは「今の自分は、太郎さんに胸を張れる自分なのだろうか?」ということ。

ショートコーチングを担当してくれていたコーチが尋ねてくれた。「「太郎さんに胸を張れる自分」って、どんな自分なんですか?」と。

私の中から出てきた言葉は、

  • 右脳と左脳が高次元で融合している人間であること
  • 人の心の中に棲める存在であること

そして、もうひとつ、太郎さんが「アツイコトバ」で綴っていたフレーズが思い浮かんだ。

片時も忘れないで欲しい。どんなにあがこうと、どんなに苦しんでいる気分に浸ろうと、僕たちは圧倒的に恵まれている存在であることを。

私達は、何かを「選ぶことのできる存在」である

そうなんだ、私達は、恵まれている。つまり「選択肢」を持っている。何かを「選ぶことのできる存在」なのだ。

今日何をするか?いま何をするか?全て、自分たち次第なのだ。

そう思い出して、ものすごい自由と責任とを感じ、と同時に自分への無力感を感じるとともに、そのさらに奥から湧き出る、何とも言えないエネルギーを感じた。ああ、本当に太郎さんに胸を張れるような自分になりたい、なっていこう、と。

「太郎さんも認めてくれる」自分だと思える日に、近づくと決める

このキャリアのコーチングセッションを通じて、とても大事なことに繋がれた。

今後、太郎さんのことは、きっと毎日思い出したりはしない気がする。畏敬の存在だったということは、距離が遠かった、ということもであるので。

それでも、一緒に働いていた頃から8年経って、私もきっと成長してきた。気がついたらふと「あ、今の自分は、太郎さんも認めてくれる」と思える日がそう遠くないと思えてもいる。

 

そして、アツイコトバの最後のフレーズを、自分に問うてみる。

さて、今から何をしますか。
選択は、すでに始まっている。

と。

(最後に。たった30分でここまで深い気付きへと導いてくれた、コーチ仲間の智子さんに、心からの感謝を。ありがとう!)

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この記事を書いた人

Yukiko Funabashi

Yukiko Funabashi

英語学習コーチ / 講師 / MC
MC・ナレーターとして約10年のキャリアを積んだ後、語学コーチングスクールに入社、英語学習コーチへ。在籍中7年で、ビジネスパーソンからエグゼクティブまで約4000人の英語力UPをサポート。2017年4月独立。
エグゼクティブ・ビジネスパーソンを中心にオーダーメイドの英語学習コーチングを提供する傍ら、研修講師ほか、MC・ナレーターとしても活動している。