旅行という単語っていっぱい! “trip” と “travel” の意味の違い
日本語ではどちらも「旅」「旅行」と訳される “trip” と “travel” ですが、そのニュアンスの違いをご存知でしょうか?クライアント様とのやりとりで、話題になったので、簡単にまとめておきたいと思います。
ロングマン英英辞典で調べてみた
まぁ、ググってしまえば日本語でもたくさん”trip” と ” travel” の違いはでてくるんですけど(笑)、英語でのエビデンスを取ろう!と、ロングマン英英辞典で両者の意味の違いを調べてみました。
travel:to go from one place to another, or to several places, especially ones that are far away
trip:a visit to a place that a journey, for pleasure or a particular purpose
ロングマン現代英英辞典より
上記を見ると、”travel” は「特に遠くへ、そして複数の箇所に出かける」というニュアンス。それと比べると、”trip”は “a place” と書いてありますね。
が、ここで難解なのは、”trip”を説明するために、同じく「旅行」という意味がある “journey”を用いていること、笑。これじゃ “journey” も調べないと、よくわかんないじゃん!英英辞典にツッコミを入れたくなります^^;;
一応、調べます。
journey:especially British English an occasion when you travel from one place to another, especially over a long distance
あ!今度は、”travel”が出てきちゃった!”trip”と”travel”の違いを調べたくて、”trip”の説明に紐づく “journey”を調べていたら、”travel”に結びつく、堂々巡りをしてしまいました・・苦笑。
というわけで、英英辞典は諦め、英語でサクッと説明してくださっている、こちら(“Woodward English”の情報をお借りします!
Travel – to go from one place to another
Trip – a journey that is often for a short period of time.
はい!シンプルにまとまっていました!ありがとうございます^^(またもや”journey”が出てきたけど)
“trip” は「短めの旅行」、どこかへ行って短期間に戻ってくる旅行に使われるんですね!一方、”travel” は長期間の旅行や、海外などのどこか遠くへ行くときに使われる単語です。
この”trip” のニュアンス満載!「ことりっぷ」の絶妙なネーミング
ところで、「ことりっぷ」という雑誌、ご存知ですか?使ったことありますか?私は、よく旅に出る直前、駅や空港でこの「ことりっぷ」シリーズを買い求め、移動中に観光情報を入手することがよくあります。
この雑誌、旅行ガイドブックのシリーズ名な訳ですが、名前の由来は「co(小さい)+Trip(旅)」なんですって!特に、働く女性が週末に行く2泊3日旅行がモデルケースになっているそうです。
まさに、小旅行じゃないですか♪ “trip” という単語のニュアンスがバッチリ含まれています。
ああ、単語の学習がてらブログを書いたのに、すっかり旅をしたくなりましたが、笑。こんな身近なところから、英単語の持つイメージを印象付けることができるんだ〜!という一例をシェアさせていただきました。
最後に、気になった”journey”の意味
やっぱり気になったので、google先生にお尋ねしてみました。
すると、こんなシンプルなお答えをくれましたよ。
verb:travel somewhere.(google検索結果のトップより拝借)
そういえば、
Life is a long journey.
というフレーズ、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? “journey”の持つ意味は、長い旅、その意味には、物理的な旅のみならず、人生におけるプロセスなど、”go somewhere” することすべてを包括して、表してくれている言葉なんですね。
まとめ 英単語って、深いドラマがあるなぁ
“trip”と”travel” の違いから、「ことりっぷ 」という書籍のネーミングに感動し、さらに”journey”という単語の持つ、こうカッコ良さにまで触れることができた単語学習。
こういうプロセスって、とても人生を豊かにしてくれる、そして英語に興味を持てる、幸せな勉強だなぁ・・そんなことを感じました♪