英会話を学ぶ時に、実践の場を持っていますか?
日本で英会話を勉強するにあたって、たとえ初心者でも、机上の勉強や自主練ばかりではなく「実践」の場経験(=実際に英会話する)を早いうちから積んだほうがいい!と考えています。
7つのメリットをお伝えします。
理にかなっている「インプット カムズ ファースト」
「英語をアウトプットしたければ、まずインプットしてから」
というのは非常に理にかなった法則だと思います。
「インプット カムズ ファースト」というのは、
- 英語を話したければ、まず英文を覚える。
- 英単語を使いたかったら、まず英単語を覚える。
- 書けるようになりたかったら、まず読めるようにする。
- 言えるようになりたかったら、まず聞けるようにする。
ということでしょうか。
ここでは「話す」を取り上げてみます。「話す」というのは英語で口頭作文することと考えられます。そこでは、使いたい「単語」を、適切な語順=「文法」に則って並べるという行為が発生します。つまり、単語を知ってなきゃいけない。文法を知ってなきゃいけない(知っている≠使える、ですが、その話はまた別途)。
ですので、
「英語を話せるようになりたければ、まず単語を覚えて、文法を理解しなさい」
あるいは、
「使いこなしたい英文法を、まず短文で覚えなさい」
となります。
実際の会話練習ではなく、こういったいわゆる「基礎トレ」「自主練」は、欠かすことのできないアプローチだと思っています。
ただ、それだけじゃ足りない。「なるべく早く英語が喋れるようになりたい!」と思うなら、実践の場を持つべき、実際に会話すべき、練習ばかりでなく試合を経験し場数を踏むべきと考えます。何故か。
「実践」の場があって、初めてインプットの”質”が上がる
第二言語習得論のとある書籍で、こんなくだりを目にしたんですね。
赤ちゃんが英語環境で育つ際に、親の英語のシャワーを浴びている場合は、発話の力につながっていく。
一方、テレビから英語のシャワーを浴びている場合、リスニング力は発達しても発話力は上がらない。
という内容です。
なるほどな!と思いました。赤ちゃんは、親というコミュニケーションを取ってくれる相手がいて、(彼らが赤ちゃん本人に話しかけたりして)初めて「自分ごと」として言葉を「発する」ツールと認識するんだなぁ、と。
そこで、徐々に喃(なん)語を喋り始めたり、最初はめちゃくちゃな言語を使っては親に直され、脳内に言語体系を構築していくわけです。
ソーシャルな環境で言語を習得することが、特に「発話」においていかに大事か、と認識しました。
で、これって、たとえ赤ちゃんじゃなくても大人にも言えることだよなー!と思ったんです。
実践の場がないことによる「3大ロス」
インプット、別の言い方をすると「自主練」ばかりして実践の場がないと、結構なロスがあると考えていますが、下記を3大ロスとしてあげてみました。
- 実際に使うイメージが湧かないから、インプットの主体性が制限。
- 「使ってみて・間違えてこそ定着する!」という機会の喪失。
- どんどん間違えるのが怖くなり、完璧主義に傾倒。
もちろん、実践の場ばかりがいい!と言っているわけではありません。「インプット」をより効果的にするための「実践の場」があることでこそ、英会話の力が伸びていくと思うわけです。
実践の場があることによる「7つのメリット」
つまり実践の場があると、初心者の方にこそ、いいことがあることがあるのです!そのメリットを7つにまとめます。
- 実際に使うからこそ、イメージが湧く!
- インプットの主体性が促進される!
- 使ってみて・間違えるチャンスが得られる!
- 間違えたものを、もう一度トライできるチャンスがある!
- その結果、「使えない」が「使えた!」にレベルアップする!
- どんどん間違えるのが怖くなくなる!
- 完璧主義から脱却できる!
海に飛び込んでみてわかることがあるはず
コミュニケーションって、そんなに理屈どおりにいかない。
英語の発音って、ひとそれぞれ。
話すスピードも、ひとそれぞれ。
使う英語表現さえも、ひとそれぞれ。
それに加えて、話す内容や、話し手の性格もそれぞれ。
さらに、日本人じゃ理解できない、文化背景もそれぞれ。
上記なんて、頭ではとっくにわかっているはずなのに、やっぱり戸惑うじゃないですか。そして、「英語を話すとか、英語のコミュニケーションとかって、怖い!」となってしまう。「あれだけ勉強したのにわからない・・自分には能力がない」となってしまう。
それは違っていて、単に「大海原がどんなところか知らなすぎた」ということだと思うんです。
ぜひ、自分に対して、早い段階で「コミュニケーションのリアル」を味あわせて、そこでの嬉しさや悔しさをインプット学習・自主練に大いに活かしていけばいいんじゃないかと思います。
最後に、関連するブログ記事のご紹介
「実戦の場」というつながりで、たった数カ月で見事サーファーになっていく主人公を描いた、宮崎県日向市のPR動画にも、実は「学びに大事な要素」が詰まっているので。こちらにご紹介しますね!