昨日のこと。
毎週マンツーマンでサポートしているクライアントさんとの英語レッスンデイ。
多忙なクライアントさんへ行なった、ある提案
その方はとてもお忙しい中、もう2年以上英語の学習を続けてくださっている。
私は、 毎週1回、日々の勉強のチェック(いわゆる学習のPDCAの”C”の部分)のためにセッションにうかがっている。
でね、この数ヶ月間ずっとお忙しいその方は、これまで使い倒してボロボロになっている単語帳を開いて復習する時間が取れていないらしく、せっかく覚えた単語たちを徐々に忘れかけていた。
そこで私が、先週時点で行なった提案。
「単語帳を、パラパラと見てみましょう」というもの。
この単語帳は、年単位の時間をかけて一度はしっかり覚え込み、反復復習もしてきたもの。「パラパラ」でも目を通しておくことで、記憶が刺激されるであろうと。
結果、昨日のセッションでは劇的に単語への反応速度が戻ってきました!
「プライミング効果」
これは、いわゆる速読などでも「本を最初はパラパラ見ておくことで読みやすくする」というアクションを応用したもの。
速読をしっかり習ったことはありませんが、どうやら「プライミング効果」というものがあるらしいのです。これは、「先行する刺激が、後続する刺激に影響を及ぼす」ことを意味します。「本を読む前に、一度ざっと見ておく」ことによってプライミング効果を引き出し、次に読むときに内容が頭に入って来やすくする、という方法です。
今回の、私のクライアントさんの例とはちょっと違うかもしれませんが、「パラパラ」だけで、暗記した単語を思い出すきっかけになるって、やって損はないですよね!^^
さらに、難解な単語帳に取り組もう!という段においては、まず本を柔らかくする(笑)ことを目標にするがごとく、パラパラと見るだけのウオーミングアップ期間を設けても、いいかもしれません。
まとめ
パラパラ復習でも十分に効果がある!
こう思うと、なんとなく苦痛に感じてしまいがちな英単語学習のハードルも下がる気がしませんか?